雪かき、雪割り、雪投げ
2月9日に3時間かかって、
取り除けなかった駐車場の雪を、
11日に再度、チャレンジ。
しかし雪はスケート場なみの氷の板で、
雪かきというより、
雪割りの様相。
アスファルトと、
氷の板のあいだにスコップを差し込み、
テコの原理で跳ね上げ、
氷板を割ることのくりかえし。
割った板は、
放り投げ、
粉々にして、
隅に寄せる。
一気に身体以上にもなる、
大きな板に割れ、それを持ち上げ、投げ捨てると、
一息にアスファルトの面積が広がるからうれしくなる。
がハンマー投げ室伏の気分でエイヤっと投げると、
ひとつの雪板が重ければ重いほど、
両腕と腰は悲鳴を上げる。
途中、建築現場での経験の長い、
Aさんが通りがかり飛びいりで手伝ってくれ、
彼が、左手をくの字に曲げ、
腰を入れ、上方から氷面にスコップを突き立てると、
面白いように次々に氷は割れ、
アスファルトの面積は加速して増えていった。
予期せぬ助っ人、
ありがたし。
昨日は昨日で診察中に、家族を車に乗せて来院された旦那さんが、
この雪割りを手伝ってくれた。
ほんとうに、感謝です。
普段あいさつもあまりなかった、
隣近所で、
いっせいに雪かきに精を出す連帯感から、
雪かきはつらかったけど、
自信になったと、
対人不安の患者さんも言ってくれた。
そんなありがたみを思いつつ、
雪を投げ飛ばす。
腰をさすりさすり。
すると
雲間から
夕の太陽が氷を溶かし、
これまでスコップの刃がたたなかった部分にも割り進めるチャンスが生まれる。
もうひとがんばり。
2時間のつもりが3時間半。
ようやくほぼすべての部分のアスファルトが見え、
吉野屋の牛丼を買って帰った。
さらなる雪の予報には
ギクリとするが、
来るならまた来てみなさいと。
牛丼を頬張る。