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駆け足のさくらたち

Posted in ブログ on 4月 18th, 2022 by ichiro – 駆け足のさくらたち はコメントを受け付けていません

松が岡公園のさくらはかつてないはやさで

火曜日にさきはじめ

週末には満開

翌火曜日には花吹雪

すぐに葉桜となる勢いだった

今年ほど

寒暖差のある4月はめずらしい

いかやきは変わらない味だった

そこであわてて夜ノ森へ遠征

なんとかこちらは

火曜日の満開に間に合った

昨年まで

封鎖されていたバリケードが

11年の歳月を経てようやく解かれ

夜ノ森の駅前から

広がりゆくさくらたちは

11年ぶりにその姿を現したことになる

多くの方々が

この日を待ち望んでいたことだろう

クリニックのさくらも

瞬く間に葉桜だった

ときの流れのはやさにからだの細部が追いつかない

ひとつの週と

次の週が

重なり合うように流れ去り

あとに何も残らない潔さが身に染みるさくらの季節

それにしても

今年ははやすぎるんじゃないのかい

そうさくらたちに問うてはみたものの

すでに生い茂った葉桜は葉桜のたくましさで

南風にちからづよく

そよいでいた

ひとり桜

Posted in ブログ on 4月 19th, 2020 by ichiro – ひとり桜 はコメントを受け付けていません

花見もできないつらい春になりましたが

春は春です。

クリニックのさくらも

いつもより少しばかりはやい春の足音を

今年も告げてくれましたね。

ひとりで

5~6度は上った松が岡公園のさくらも今年は満開がはやかった。

いかやきはここ数年変わらぬ旨さ。

お値段も少しばかり上がった気がしたが

スライスにんにくがほどよく効いて

実にやわらかい。

お味はそれ以上に上がってましたね。

ところ変わって

富岡町夜ノ森のさくら

はじめて電車で訪れました。

震災後

9年ぶりの再開となる常磐線が

ここ夜ノ森のさくらの路を走り抜ける。

これまで

何度も訪れた桜並木も

9年ぶりに新装された駅舎からさらに800メートルが開放された。

でもここから先は

あと数年先まで開かれないという。

9年を過ぎて

まだまだ道のりは長いのかもしれない。

アリオス前のさくら。

散り際がひときわ美しい。

この日は

風もなく穏やかな春の日和だったが

ひとひら

また

ひとひらと

目の前でスロー映像のように散り落ちてゆく。

劇場は悲しいほど公園の延期あるいは中止が続き

ひとけのない公園のさくらも

いくらか儚げに見えなくはない。

最後は夜桜。

さくらは

この世を映す鏡のようでもあるが

それでも

どうしたって美しい。

3.11から9年のときを経て

Posted in ブログ on 3月 12th, 2020 by ichiro – 3.11から9年のときを経て はコメントを受け付けていません

震災から9年目を目前にした3月7日

TBSの友人が監修している「報道特集」という番組を

福島第一原子力発電所に程近い

双葉駅から中継するということで

自分も同行させていただいた。

双葉駅は3月4日に

すぐ南に位置する大熊町の大野駅は3月6日に

それぞれ避難指示が解除されたばかり。

オープンしたばかりの近代的な駅舎の隣には

あえてあの日14時46分に停止したままの

駅の時計も据え置かれていた。

駅前の商店街は9年という時間をそのままとどめたままで

自動販売機も「たいやき」屋さんの店内も荒れたまま。

ひとまず3月14日の常磐線の再開通に向け

駅だけは整備され避難指示も解除されたが

真新しい駅とのギャップには複雑な思いがする。

桜の名所である夜ノ森駅にも行ってみたかったのだが

こちらは3月10日に避難指示が解除されるということで

震災後何度も訪れたゲートはまだ閉じたまま。

かつて取材した富岡の小学校も

靴や教材や子どもたちが描いた絵などはそのままで

こちらも9年という歳月を閉じ込めたままだった。

ふと

誰もいないはずの双葉駅のホームから

「列車がまいります」とアナウンスが聞こえ

気づけば開通前の常磐線が

どうしてだか

向こうから走ってくるではないか。

3月14日の再開通に向け

試運転をしているとのこと。

あの日から

9年を経て

ようやくいわきから仙台までの浜街道がつながることは

やはりうれしい。

4年前に上梓した拙著にも

再開通を待ちわびる物語を記したが

いよいよその日が来たということだ。

リハーサルを終え

日が暮れかかるころ

中継がはじまった。

金平キャスターが

手書きのメモから抜粋された

熱い言葉でこの街のいまを伝えてくださる。

言葉のちから

報道のちから

夜気が冷え込んできても

一言一言に込められた思いに

ジーンとくるものがある。

街にまだ人はなくとも

まずは灯りがともされなければ

何もはじまらないのだ。

途中

先に避難指示が解除された富岡町にできた

ショッピングモール「さくらモールとみおか」で

頂いたラーメン「浜鶏(はまど~り)」はうまかった。

モールには買い物するお客さんが集い

この春には

これまで3分の1の部分しか解除されていなかった

夜ノ森のさくら並木もすべて立ち入りが可能となる。

人は過去とともに生きざるを得ない稀有な生命体だが

それでも前を向いてゆきたい。

あの日から9年を経て

次の1年

次の1日

もちろん過去を重んじつつも

少しでも先に進んでゆきたい。

第1回Jヴィレッジマラソン

Posted in ブログ on 12月 20th, 2019 by ichiro – 第1回Jヴィレッジマラソン はコメントを受け付けていません

東京オリンピック聖火リレーのスタート地点にも選ばれた

日本サッカーの聖地Jヴィレッジで

今回が初めてとなるハーフマラソンが行われた。

前日入りし、朝日を拝み、いざスタート。

4年前

拙著「回復するちから」を上梓した頃には

まだこのスタジアムも廃炉のための前線基地で

楢葉町への人々の帰還もはじまったばかりだった。

ところどころの田んぼには

稲刈りのあとが残り

廃棄物で覆われていた大地にも再び人の手が入り

息を吹き返した感慨がある。

楢葉町は

「笑みふるタウン」として生まれ変わり

多くの方々から声援をいただき足も進んだ。

子どもたちも街には戻り

ありったけの声で

「がんばれ~」

とうれしくなり

また早足になる。

海岸線(広野小高線)は新しく整備され

まだ車は通っていないようだが

今回初めて一般解放されたとのことで

気持ちよく走らせていただいた。

あたりは広範囲に植樹され

防潮林としての生育がはじめられ

視界を遮る防潮堤に頼るのではなく

海を見渡せるのはすばらしい。

広野町駅前の賑わいを過ぎ

いよいよゴールは

Jヴィレッジスタジアム

順位はこの年代中

271人中265位とギリギリでも

完走後のマミーすいとんは格別

なつかしい味だ。

かつて日本代表のトルシエ監督がその名付け親だという。

そして

この大会で多くの帰還された方々から声援をいただいたなかで

もっとも感謝しなければならない方がいる。

スタート直後

突如おなかに痛みを感じた私がスタッフに問えば

トイレはまだ5㎞も先なのだという。

スタート時間に慌てるあまり

用を済ますのを忘れていたのだ。

「もうだめだ」

リタイアを目前に感じたそのとき

無我夢中で痛むおなかを抱え

沿道の方にお願いすると

飛ぶように真新しいおうちの玄関扉を開け

きれいなおトイレを貸していただいた。

ほんとうに助かりました。

おかげで完走できたのです。

ありがとうございます。

人の情けが身に沁みました。

今年最大の僥倖でした。

ありがとう。さよなら。小名浜デイクルーズ。

Posted in ブログ on 9月 17th, 2019 by ichiro – ありがとう。さよなら。小名浜デイクルーズ。 はコメントを受け付けていません
以前から乗船してみたかった小名浜港の遊覧船。
9月8日で最終のクルーズと聞き、
台風前、晴天の港へでかけた。
出港と同時にかもめが飛び交い
昨年できたベイブリッジをともにくぐる。

かもめのお目当てはこれ!
えびせんをついばみに来るのだが
これが意外に楽しいのだ。
こどもからおとなまで
無心でかもめとたわむれる。

照島でおりかえし
にぎわいのイオンモール方面へ戻る。

陸にあがると
昭和のアーケードゲームがならぶ一角があり、
ついムキになり
何度もこの山登りゲームなるものに
トライしてしまった。
難関をいくつもくぐり抜け
ようやく頂上に到達すると


こんな景品がいただけた。
これもなつかし
小学校以来だと思うがつまんでみると
餅太郎はかなりうまい。

思わず童心に帰れたデイクルーズ。
今日で終わりなのは残念だが
ながいあいだおつかれさま。
そしてありがとう。


さくら咲く

Posted in ブログ on 4月 16th, 2019 by ichiro – さくら咲く はコメントを受け付けていません

先月末に開花したクリニックのさくらも

急な雨風と冷え込みに耐え

今年はすべての枝に花が咲いた。

手入れを教えてくださった方々のおかげです。

いつものランニングコースも

あたたかな日差しと彩りにあふれ

クリニック傍の松が岡公園も屋台の賑わいを見せる。

毎年いただく「いかやき」は

にんにく醤油でおいしいのだが

半身300円から400円に

3月から4月になると値が変わっていた。

売っている人が変わったのかどうか。

でもそのぶん少し身が厚くなったような気もするのでよしとしよう。

三島神社にも足をのばした。

同じ「たいら」に

なかなかのエドヒガンとしだれ桜は

枝ぶりがよいね。

穴場の名所を

教えていただきありがとうございます。

そして本日の新川

さくらのトンネル

大好きな場所。

ところどころ

葉桜に

ざっと風がふくと桜舞い散り

ここちよい。

そしてふたたび松が岡へ戻る。

「いかやき」をはじめすべての屋台はすでになく

静かな午後。

およそ2週間以上に渡り

今年はゆっくりだったさくらの便りも

あとわずか。

3度目の「いかやき」はあきらめ

ラーメンをいただき

帰りました。

Jヴィレッジ再開!

Posted in ブログ on 10月 2nd, 2018 by ichiro – Jヴィレッジ再開! はコメントを受け付けていません


  
2018年7月
ついにJヴィレッジが再開した。

かつて日本代表やアルゼンチン代表も合宿練習を行った
福島県双葉郡楢葉町に位置するこの施設も
  
震災後
長らく福島第一原子力発電所を収束させるための前線基地として
作業員たちの駐車場と化していたが
ついに7年以上の歳月を経て再開した。
  

  
天然芝のピッチが数面
ホテルやレストラン
屋内練習場も完備され
少し前になるが
記念イベントも催され
私も大学サッカー部の後輩である
いわき共立病院のH先生と訪れることができた。
  

 
天然芝の感触は最高
数年ぶりにボールに触れるとテンションは上がり
肥えたおなかを抱えながらも
ドリブル、シュートを繰り返した。
  

  
W杯で乾選手が決めた
ブレ球のシュートを何度も試みたが
なかなか無回転は難しかった。
それでも30分は汗を流し
思い切りインステップで蹴るシュートは気持ちよい。
 

  
メインイベントの
Jリーガーとのミニゲームには
抽選にもれ出られなかったが
当選したH先生を応援した。
 
写真は元日本代表
秋田選手(右)のヘディングシュート
彼をはじめ、
多くの名選手を間近に感じ、
あの震災後のものものしい雰囲気を知るだけに
再開のよろこびと
感謝に包まれた1日となりました。
 
9月には
国内初という全天候型天然芝のピッチもオープンし、
日本代表はもちろん
一般の利用も可能とのこと。
 
代表選手や子どもたちの応援はもちろん
まだかろうじてからだが動くうちに
もう一度
芝のピッチでゲームをする
大きな夢も広がります。
 

  

 

さくら、桜、さくらマラソン

Posted in ブログ on 4月 11th, 2018 by ichiro – さくら、桜、さくらマラソン はコメントを受け付けていません

今年のさくらは
はやかったですね。
  
クリニックのさくらも
はじめて3月のうちに花開きました。
  

  
診察のとき
「もう散っちゃうよ」と多くの方に教えられ
あわてて傍らの松ヶ岡公園へ
  

  
4月あたまですでに満開
   

  
よいながめですね
  

  
夜もなかなか
  

  
いかやきも抜群
  

  
毎年変わらぬ
にんにく醤油の味がたまりませんね。
  
値段もすえおき
おじさん、ありがとう!
(お顔が切れてしまいすみません)
  

  
いまだに一部が帰還困難区域である
夜ノ森地区の桜並木もおなじく
いつもより10日ほど早く
4月あたまに満開となった。
   

   
バリケードの向こうにも
枝垂桜がみごとに咲いています。
震災後はじめての
さくらまつりも行われるそうです。
  

  
一転して春の海
知人にさそわれ日曜日
日立さくらロードレース(ハーフマラソン)に
初出場
日立駅裏は広く太平洋が見渡せるガラス張りになっていてステキでした。
  

  
すでにさくらは散り去るも
スタート前のアナウンス
「最後のひとひらの花びらがいま、散りゆきました~」
「間に合いましたね。なんとか」
「はい、そうですね笑」
   

 
コースは中盤から海をめざし
自然とテンションも上がります。
  

  
さくらの着ぐるみの女子を発見
よく見れば
隣にはおじいさんの変装
となれば
なるほど
花さか爺さんというわけか
  

  
普段歩行者が通れない
海の上を走れます
速い人はもう折り返してますね
  

  
なんとかフィニッシュ
タイムはともかく
沿道の声援もありがたく
気持ちのよいハーフマラソンでした。
完走のファイルもさくらづくしでしたね
  

今年もよろしくお願いいたします

Posted in ブログ on 1月 7th, 2018 by ichiro – 今年もよろしくお願いいたします はコメントを受け付けていません

年越しは初めて
沖縄で過ごしました。
  

  
初日の出はならず
初日の入り。
  

  
そして
念願の初泳ぎでは
大きなカメと出会うことができました。
  

  
いっしょに泳ぎ
  

  
初月の出と
  
これは何でしょう?
  

  
初月の入り。
つまりこっちが朝ですね。
  

 

初詣も沖縄色で
   

  
ビールやクジなど
遊戯の屋台があちらこちらに
にぎやかです。
  

  
帰って
いわきでも
クリニック傍らの
子鍬倉神社にお参り。
   
おみくじは
いずれも「小吉」
う~ん
まあ
吉は吉だし、
よしとしよう。
  
初走りは
いつもの湯本。
   

  
ポイントカードが
ついに満タンですね。
  
51年目にして初めて
いわき以外の地で年を越しました。
  
今年は自然を体感し、
生き生きとした
のびのびとした
身体を取り戻すためのプロジェクトを
いよいよはじめたいと思っています。
  
第二のふるさとでもある
沖縄とのご縁もそのひとつです。
  
豊かな生命と
ともに生きるちからを回復すること。

今年もよろしくお願いいたします。

  

サケの遡上

Posted in ブログ on 12月 10th, 2017 by ichiro – サケの遡上 はコメントを受け付けていません

11月の晴れた日曜
富岡川へサケの遡上を見るために出かけた。
  
いわき市の夏井川
楢葉町の木戸川に上るサケは、
毎年観察にでかけていたが
福島第一原子力発電所にほど近い
富岡川へ出かけるのは震災以降はじめてのことだ。
  

   
河口から
ぱしゃ、ぱしゃ
と時折水面が乱れ、
サケは変わらず遡上している。
  
サケは4年で
母なる川に回帰するといわれているから、
震災後も産卵と遡上は損なわれていないことになる。
  
さて地元の方の許可を得て
自然大好きの友人と川に潜れば
  

  
川べりに
ひっそりと
メスが産卵する場所を探し、
婚姻色に彩られたオスがなわばりを守るように
川全体をぐるぐると回っている。
  
近づくが
オスは動きが異常に速すぎ
とてもカメラには収めきれない。
命がけの
まさに野生を感じさせるスピードだった。
  

  
ようやく動きの遅い個体を見つけるが
息絶え絶えで
役目を終えたオスなのかもしれない。
  
自然のサイクルは変わらない。
およそ1メートルに達する鯉や
大きなウグイも群れをなしている。
  

  
なつかしい
モクズガニにも出会えた。
ハサミを振り上げ威嚇してくる。
子供のころ
獲って帰ると
めずらしくほめられたことを思い出す。
  
ゆでれば
すぐ真っ赤にそまり
残酷だが
たぐい稀なおいしさであることは
この年になってようやく分かることだ。
   
水温10度に満たない川は
寒かったけど
楽しかった。

天神岬の温泉に
1時間以上長湯したのもはじめてのことだ。

  

ウルトラマンの登場です

Posted in ブログ on 9月 17th, 2017 by ichiro – ウルトラマンの登場です はコメントを受け付けていません

8月末まで福島市で開かれていた
ウルトラマン展
   

   
平成のウルトラマンはよく知りませんが
ウルトラマンは大好きです。
   

   
円谷英二監督が
福島県は須賀川の出身ということで
昭和から平成までのウルトラマンが
ずらりと会場に立ち並んだ。
ちなみにウルトラの父は、ウルトラマンエースに登場し、
ウルトラの母は、ウルトラマンタロウに登場した、
とおぼえているが、
どうだろうか。
  

  
子どもたちの手づくりコーナーも
楽しいものだ。
ぬり絵や折り紙、なかなかじゃないか。 
自分も毎日よくやったものだ。
   
そういえば怪獣たちを忘れてはなるまい。
なつかしさと
昭和とは思えないそれぞれのフォルムのうつくしさに
ついついお土産コーナーで大人買いしてしまった。
   

   
ウルトラマンは
昭和41年にはじまったとある。
自分が生まれる1年前か。
であれば見たのはやっぱり再放送になるわけだ。
展示会では
ウルトラマンが倒されて宇宙に還るという
衝撃の最終回も上映していたが
やはり観たという記憶はある。
「地球に住む30億人の生命がかかっているんだ」
という科学特捜隊の叫びを聞くと
いまが「35億」×2ということなので
この半世紀での人口増加を思い知らされたりもした。
  
同時にセブンの最終回も上映されたが
こちらはややうろ憶え。
ただし「モロボシダン」がセブンに変身する際から
瀕死の戦いで相手を倒すまでずっと
シューマンのピアノ協奏曲イ短調が奏でられていたのには驚いた。
かなしみの最終回にぴったりの
なんともスゴすぎる演出ではないか。
  
長くなりますが
そういえば
いわき駅前
いまの「ポレポレいわき」の入っている世界館ビル地下にあった
「聚楽館」で
1日に4回続けてウルトラマンの映画を観たことだけはおぼえている。
当時は入れ替え制ではなかったし
お金がおしくて何度も観たのだ。
  
ジャミラ、テレスドン、シーボーズ、スカイドンの巻だったと思う。
何歳くらいのときだったのか。
恐怖あり、かなしみあり、笑いあり、そしてカッコよさあり
どの巻もすごかった。
大人買いした怪獣たちはもちろん
いまでも多分怪獣の名前なら
だいたいは言えると思う。
  

  
診察室を飛ぶ
これこそ初代ウルトラマン
久しぶりに
にぎやかになった診察室だが、
すでに怪獣の名前を全問正解してくれたお子さんが3人も現れた。
  
平成世代の子どもたちが
初代やセブンに登場する怪獣たちを知っているとは。
舌をまきつつも
うれしいではないか。

   

  

いわきの短い、短い夏

Posted in ブログ on 9月 12th, 2017 by ichiro – いわきの短い、短い夏 はコメントを受け付けていません

薄磯海水浴場が震災後6年を経たこの夏
海開きされると聞き自転車を走らせた。
   

  
防波堤はあたらしく造られ、
右手の集落は津波により甚大な被害を受け
跡形もないのだが
海岸には駐車場が整備され
階段を下りれば
塩屋崎灯台が見下ろすそこは
まぎれもなく
薄磯の海だった。
  

  
かつては海の家がずらりと並び
中学時代
夏休みなれば
毎日のように自転車で通った薄磯の浜に
合掌し
入った。
  

  
この日はあいにくの曇り空ではあったのだが
子どもたちの歓声は
わるくない。
  
海の水も
最初の一瞬はつめたいのだが、
すぐに慣れると
からだの芯から気持ちよい。
 
四倉、勿来海岸に加え、
いわきで震災後3か所目となる海水浴場の再開。
短く肌寒いくらいの夏のせいもあり
今年の入場者数はいわき市全体で4万6千人と
昨年を大幅に下回ってしまったわけだが、
薄磯では海の家も再開され
自分もカレーライスをいただいた。
    

  
お盆明けには
ようやく晴れたので
またしてもチャリで
四倉まで出動。
  

  
この広さが好きですね。
  

  
砂もこまかくて好き。
裸足になると
心地よいです。
  

   

道の駅のラーメンが
思いのほかおいしかった。
いわきなのに喜多方風。
  
最後に
前後しますが
しめくくりは暑かった
平の七夕。
  

  
居酒屋のネオンには
負けられません。
  

  
本当は自分もやりたくてうずうずしてしまうのはこれ。
小学生のころを思い出して。
あの頃は一回たしかに100円だった。
硬貨を握りしめて走ったものだ。
到着すると落ちそうだったのがきちんと元の位置に戻されていたりして。
おじさんとの駆け引きを学びましたね。
  

短い夏は
年を取るとなおもっと
駆け足で
あっけなく過ぎ去りますね。

夏の花です

Posted in ブログ on 7月 30th, 2017 by ichiro – 夏の花です はコメントを受け付けていません

松が岡公園ふもとの池の蓮の花が
よい感じです
   
   

   
まずクリニックから
踏切の手前を
左に折れると
手前の池に熱帯スイレン
  

   

その奥の東屋からは
白い蓮が見渡せます
  

   

駐車場にかけて
よい感じに咲き始めてましたね
  
   
そして自転車で新川を走れば
   

  
   

こちらもよい感じ
  

奥に見えるは
阿弥陀堂です
   

   

天に向かって
ひらく
夏の花
  

  

  
曇天をつきぬかんばかりに
宙へ
向かっています

さくら 咲きました!

Posted in ブログ on 4月 11th, 2017 by ichiro – さくら 咲きました! はコメントを受け付けていません

クリニック玄関の幼樹も6年目。
今年も無事咲いてくれました。
    

   
いくつか花のない枝もあって
診察をお待ちの方々に
枝の切り方や対応策を伝授していただきました。
ありがとうございます。
   
そして傍らの松ヶ岡公園に足をのばすと
   

   
うん、7分咲きといったところ
のどかな月曜、診察前の朝です。
子どもたちが遊具のまわりを駆け回っていました。
  

  
カメラ片手のおじさまもチラホラ
よい眺めです。
   
少し歩いて
これは今日火曜日の新川沿い
  

  
この桜のトンネルも好きですね。
デイサービスの方々が
ゆっくりと杖に体重をかけ
堤防を一歩ずつ
お花見ですね。
  
そして日曜に戻り
雨のなか
散り際に咲き残る
このさくら並木も見事でした。
   

  
目黒川。
都内では一番好きな場所かもしれない。
   

  
川面に落ちた花びらが重なり
ゆったりと
流れてゆく。
  
ときおり雨風がつよく吹き
ざっと
まとまって花が落ちる。
「花に嵐のたとえもあるさ」
桜吹雪につつまれる。
       

  
     
たまらずいっぱい
屋台の燗酒。
花札でも
さくらが一番色鮮やかで
好きでしたね。
20点札
「花見でいっぱい」
菊の杯と役にできるルールもありましたしね。
  

  
紙コップにそえられた粋な
さくらの漬物?
そうなんです。
桜は食しても
なかなかのものなんです。

  

  

  

第8回いわきサンシャインマラソン

Posted in ブログ on 2月 14th, 2017 by ichiro – 第8回いわきサンシャインマラソン はコメントを受け付けていません


   
3年連続。
恒例になりましたね。
サンシャインマラソンです。
  
今年は1万人もの参加者を
北海道から沖縄まで
全国44の都道府県から迎えての
スタートとなりました。
   

   
江名から中之作の港のあいだの
大漁旗のなかには
いわきFCの旗も見えます。
Jリーグ入りをめざし
昨年は飛躍の年でしたね。
吊るし雛で名高い清航館の前も通ります。
   

  
風はかなりつよかったですが
ところどころは追い風となり
なんといっても
海と太陽はすばらしい。
  

   
みさき公園にある
心臓破りの坂をのぼりきると
お待ちかねのこれ。
  

  
福島県産のトマトといちご
毎年これが楽しみですね。
生き返ります。
ボランティアの方々の笑顔に後押しされ
もうひとがんばり。
   

    
アクアマリン水族館のあたりは
強風にとばされそうになりましたが
   

   
35キロくらいで
もうぜんぜん走れないときに
子どもたちの声援が今年もうれしい。
「パンダさ~ん」
「がんばれ~」
   

  
よろよろ歩いてようやくのゴール
年齢とおなかの重みを感じましたね。
  

  

声をかけてくださったみなさん
本当にありがとうございます!
  
最後は真顔のバテバテでしたが
なんとか歩き終えました。
道中はとにかく
あやしい姿だったと思いますが
「ありがとうね~」
とパンダになりきって応えることで
制限時間ギリギリでしたが
がんばれました。
     

夜は
マラソン参加のクーポンで
復興酒場「夜明け市場」にて
「夜明けハイボール」を頂きます。
添えられたトマトが
サンシャインのアクセントになってるんですね。
すてきです。

ラーメンもやっと解禁できます。
来年は
遠方からの参加もお待ちしています。

  

  
   

   

新年はじまりました

Posted in ブログ on 1月 11th, 2017 by ichiro – 新年はじまりました はコメントを受け付けていません

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晴天となった元日
例年のごとく
クリニック傍の子鍬倉神社に参拝
  
今年はぽかぽかとあたたかい陽気にめぐまれた
おみくじは末吉
う~ん
まあよしとするか
  
dsc_0478
  
さっそく診察室に
お札を祀る
  
そういえば
プロ野球の大谷翔平さんが
今年の目標として
「無」という言葉をかかげていましたね
  
診察室の「無」は
金澤翔子さん直筆のもの
「無心」「無碍」
「無」を表象できるのは人間だけといいますから
あらゆるものに
「無」は通じてゆくのでしょう
   
dsc_0473
  
さて今年も
サンシャインマラソンに向けて
初走りは
好間川から夏井川をめぐる新ルート開拓
なつかしい江筋
平二小の持久走大会で
走ったルートではないだろうか

  
dsc_0474
   
やっぱりそうだ
愛宕神社
数えてみると
37年ぶりに訪れたことになる
昔「無我」にあそんだ場所だ
  
境内には「湯殿山」の文字が見え
昨年初めて出羽三山を訪れ心身がふるえた
かの地を総本山としているようだ
お賽銭、お賽銭…

  
ときの流れに圧倒されつつ
「無常」をおもう

  

世界一長い餅つき大会

Posted in ブログ on 12月 27th, 2016 by ichiro – 世界一長い餅つき大会 はコメントを受け付けていません

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初夏に子供たちと植えた苗が
   

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無事実り
  
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収穫する
   
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足踏みで脱穀し
もち米を炊き
   
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ふりおろす
  
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あんころ、きなこ、ねぎ
そして雑煮でいただいた
  
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世界一長い餅つき会は
はじまりからおわりまで
半年以上を要し
すべて手作りで
行われる
   
泥の手足であまがえるを追い
カマで稲穂を刈り取るときの
ざくり
とした手ごたえも心地よい
足踏みの感覚
炊いた米のよい香り
ふりおろしたきね
合いの手のもちの手触り
つぶつぶのコメが
なめらかな
おもちに変わりゆく楽しみ
   
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そして目の前の青空のもと
みなでほおばるうまさは
たまらない
  
子どものころは
競い合っていくらでも食べた記憶もあるが
いまはもう
ふたつ食べたら
おなかぽっこり
ぱんぱんなのだ   

  

  

夏の終わり~福島から

Posted in ブログ on 9月 13th, 2016 by ichiro – 夏の終わり~福島から はコメントを受け付けていません

郡山市への出張がてら
喜多方市へも足を伸ばした
  
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以前から行きたかった
三の倉高原のひまわり畑
  
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喜多方駅前からバスが出ていて
30分ほどで到着できた
  
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いつもは苦手な蜂さえも
いとおしく見える
  
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暑いなか
乗り継ぎの30分で
やはりこれ
  
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この店はねぎも美味とあり
ご当地喜多方ねぎラーメン
   
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別の日には
やはり仕事帰りに前から行ってみたかった
三春ガイナックス
「特撮のDNA展」
  
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ここは廃校を利用し
福島から世界への発信をめざす
アニメの制作拠点
いまはゴジラの企画展を催していて
子どもたちの粘土作品もすてきでしたね
  
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そしてお土産に買ってしまった
フォルムが見事な
ゴジラ、メカゴジラ、キングギドラ
名前を呼んでもわくわくしますね
小さいころ
こうした人形を飽くことなく
戦わせていた日々を思い出します
いや人形は買えず
ゴム消しでしたね
消しゴムを相撲みたいに戦わせるやつ
ガイガンや、ラドンなんかも
つよかったですね
さらにはエレキングやレッドキング~
こうなるともうウルトラマンです
どちらも手掛けた
特撮の父
円谷英二は福島県須賀川市生まれ
最新の「シンゴジラ」のCG技術も見事と聞きますが
やはりこの特撮の苦労、手づくり感は
夢とロマンに満ちてますね。

暑いですね

Posted in ブログ on 8月 9th, 2016 by ichiro – 暑いですね はコメントを受け付けていません

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暑い、暑いと思ったら、
クリニック裏山の松が岡公園にも
入道雲が湧き上がってますね。
   
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松が岡公園下の蓮池も
最盛期を迎えようとしています。
  
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蓮の花は
大好きなのですが、
撮り方が難しいですね。
それでも最近の携帯は
なかなかのものです。
  
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池のほとりには
子供たちの姿が。
しばらく待っていると、
歓声があがり、
おお
ざりがに。
なつかしい。
こんなところにもいたんですね。
  
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そして昨日で無事
たいらの七夕も終わりました。
今年は本当に暑かった。
    
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ワタナベの飾りには
よく見れば
「50」の文字と
いわきのマーク「い」の字が両側に。
小名浜の花火大会でも、
いつもの倍の2万発のあいだに、
伝説のデパート「大黒屋」のCMが流れました。
(いわきで唯一?
お子さまランチが
ショーウィンドウに並んでいたのを
記憶しています)

U15少年野球の世界大会
(日本は惜しくもキューバに敗れ、準優勝!)
も開催され、
市制50周年を記念すべく
にぎやかな
いわきの
盛夏を飾る
週末でした。

  

  

  

  

風薫る、5月。

Posted in ブログ on 5月 16th, 2016 by ichiro – 風薫る、5月。 はコメントを受け付けていません

風薫る、
とはよくいったもので、
新緑の5月。
1年で、
もっとも風が心地よい季節かもしれません。
  

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というわけで連休明け。
クリニック隣の松が岡公園。
花見の賑わいは終わりましたが、
実はこの季節もよいのです。
   
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坂を上がればツツジの迷路。
あっちこっちに曲がりくねって、
どこにだって隠れられる。
缶蹴りにはサイコーですね。
毎日やってもあきなかった、
あの頃がなつかしいですね。
   

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隠れるのに夢中で、
こんなにもあざやかな色だったかどうか。
   

  
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リニューアルオープンした公園は、
遊具も整備され、
木洩れ日も心地よい。
   
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もともと汽車があった軌道で、
リレーに興じる家族を発見。
あそびを創り出す才能に、
こっちも元気をもらえますね。
  
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自分も負けじと
どこかで見たはずの草を発見。
でもどうやって遊ぶのか忘れてしまった。
これが月日というものか。
どうすれば
ぺんぺんと音が出るのか。
  
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そしてこの街を見下ろしてみれば
幼稚園のときに見た景色とどこが違い、
どこが同じか。
いずれにしてもこの本当に小さな平(たいら)の街が、
とてつもなく巨大な迷路に見えた時代もあったことだけは記憶している。
  
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坂を下りればクリニックを過ぎ
幼稚園跡地にいたる。
風にさそわれ、
こちらのつつじも見事だった。
年少のときに受け持ってくださった、
I先生もお元気とのこと。
先日お手紙をいただきうれしくなった。
これまでいろんな先生にお世話になったが、
必ずしもよい思い出ばかりではないなかで、
人生最初の先生がいまでも見守ってくださることは
少しくすぐったくも
ありがたい。