いわきの短い、短い夏
薄磯海水浴場が震災後6年を経たこの夏
海開きされると聞き自転車を走らせた。
防波堤はあたらしく造られ、
右手の集落は津波により甚大な被害を受け
跡形もないのだが
海岸には駐車場が整備され
階段を下りれば
塩屋崎灯台が見下ろすそこは
まぎれもなく
薄磯の海だった。
かつては海の家がずらりと並び
中学時代
夏休みなれば
毎日のように自転車で通った薄磯の浜に
合掌し
入った。
この日はあいにくの曇り空ではあったのだが
子どもたちの歓声は
わるくない。
海の水も
最初の一瞬はつめたいのだが、
すぐに慣れると
からだの芯から気持ちよい。
四倉、勿来海岸に加え、
いわきで震災後3か所目となる海水浴場の再開。
短く肌寒いくらいの夏のせいもあり
今年の入場者数はいわき市全体で4万6千人と
昨年を大幅に下回ってしまったわけだが、
薄磯では海の家も再開され
自分もカレーライスをいただいた。
お盆明けには
ようやく晴れたので
またしてもチャリで
四倉まで出動。
この広さが好きですね。
砂もこまかくて好き。
裸足になると
心地よいです。
道の駅のラーメンが
思いのほかおいしかった。
いわきなのに喜多方風。
最後に
前後しますが
しめくくりは暑かった
平の七夕。
居酒屋のネオンには
負けられません。
本当は自分もやりたくてうずうずしてしまうのはこれ。
小学生のころを思い出して。
あの頃は一回たしかに100円だった。
硬貨を握りしめて走ったものだ。
到着すると落ちそうだったのがきちんと元の位置に戻されていたりして。
おじさんとの駆け引きを学びましたね。
短い夏は
年を取るとなおもっと
駆け足で
あっけなく過ぎ去りますね。