(幼児期から)視線を合わせない・コミュニケーションがとれず、おうむ返しとなる
→自閉性障害(自閉症スペクトラム障害)
かつて自閉症と呼ばれ、こだわり、癇癪、常同行為などの行動上の問題、鸚鵡返しなどに代表される言語コミュニケーションの困難、一人遊びが主で視線を合わせることが難しいなど対人交流においての質的障害を認めるケースを、いまでは自閉症スペクトラム障害と呼びます。1歳半、3歳時健診などで早期に発見され、適切な療育が行われるようになってきておりますが、障害の程度には個人差があり、より個人個人に応じた、療育、教育を要します。自閉性障害のなかで、平均ないしそれ以上の知的機能を有する場合を、アスペルガー障害と呼びます。また注意欠陥多動障害(ADHD)の特徴を併せ持つケースも稀ではなく、個々に応じた、加療、療育が求められます。(当院では、原則5歳以上のお子さまに対し、諸検査や、ご相談、必要に応じた薬物療法を行ってまいります)