夢の不思議
当日朝、夢を見て、
それが大きな舞台に出かける夢だったもので、
アリオスチケットセンターにコールして、
仕事のあと駆け込んだこのコンサートが、
今年一番の音楽だったかもしれない。
姫神といえば、「神々の黄昏」のテーマ曲で有名だが、
民族音楽のようなプリミティブな楽曲は身体の芯に響き、
途中、「かもめの視線」という、
いわきの海岸線をパラグライダーから撮った映像がバックに流れ、
震災前の美しい塩谷崎灯台や波立海岸が映し出され、
こころを奪われた。
ラストには合唱で、
「いわき・いのちの賛歌」
この日のために姫神氏が作曲してくれた楽曲を、
合唱部の高校生が唄ったのだが、
不登校の生徒なども積極的に受け入れてくださる、
私のよく知った高校の生徒たちも熱唱していて、
思わず涙ぐみそうになった。
年齢のせいも無論ありますが。
それから、以前にも増して、
音楽に乗って夢のなかで、
いわきの海を飛べるようになった。
特に波立から四倉海岸にかけては、
子供のころから繰り返し訪れ、潜った海で、
大好きなエリアだ。
と今度は現実の世界で、
同じ月に二度も国道6号線で、
「かもめの視線」のロゴのワゴンと隣り合った。
よほど車窓を開け、声をかけようと思ったが、
「私もいつも、夢で飛んでいます!」
というのも変な感じがして遠慮した。(当たり前だが)
夢というのは不思議なもので、
見たいものも、見たくないものも、見てしまう性質がある。
だからこそ苦しさや恐怖の感情を、夢は忠実に表現してしまう。
特に精神的な困難が回復してゆく過程において、
夢を見ることのできる能力は鮮やかに回復してゆく。
やがて苦しみの夢が悲しみの性質を帯びるとき、希望のひかりが見えてくる。
ゆき詰まった状態のときほど、
私が夢分析を大切にする理由でもある。
はじめまして、偶然ブログを発見しました^^
かもめの視線を気に入ってくださっている様子が大変嬉しかったものですから
書き込みさせていただきました!
風が良い時期には海岸線をウロウロしていることが多いので、
今度見かけたら、お声を掛けてくださいね^^
ありがとうございました!
http://www.youtube.com/watch?v=yxdABm5EKsU&feature=youtu.be