男性なのに女性としての感覚、女性なのに男性としての感覚を持っている

→性同一性障害

こうした性の不一致に関する違和感は、通常、幼年期から見られることが多く、思春期を経てその同一性を確立してゆくうえで、生活上さまざまの支障をきたすことになります。明らかに性同一性障害を有する場合には、生物学的な性と異なる性を生きてゆくうえで、偏見のない、周囲からの理解を求めることが大切となります。こうした理解を得ることができず、二次的に抑うつや不安障害などを生じているケースも少なくありません。最近では、同じ障害に悩むメンバーで構成される、自助グループなども充実しはじめており、より一層社会への認知が促されつつある方向といえます。
(性同一性障害に関する診断書の作成は行っておりません。同障害による、生きにくさ、不安、抑うつなどの2次的な精神症状についての治療、相談に限り、行っております)

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