ヒージャーの記憶

沖縄の中学生が撮った、「やぎの冒険」という映画を観た。

第一回いわきぼうけん映画祭(by いわきアリオス)に、招待上映されていたのだ。

やんばるの地、今帰仁を舞台に、飼いヤギが汁となって、さばかれるまでの葛藤を描いた作品だ。

そのあと現場監督と打ち合わせ。

いま建てているクリニックも、今日あたりが上棟式という。

沖縄なら、スラブウチといって、ヤギをつぶして食べる習わしだ。

お祝い事に、自然からの恵みを、みなでいただく。

映画のラストの、そんなシーンが、まぶしくもなつかしかった。

病棟の新築や、友人の新居でのスラブウチ、娘が生まれたときのお祝い。

沖縄に住んでいたころ、自分も何度か、ヤギ(沖縄語ではヒージャーという)汁をいただいた。

ちからがわき、目が覚めるほどにうまいのだが、次の日の朝まで、強烈な匂いが残ったものだ。

ひとは、多くの生きものたちから、数限りない生命をいただき、いったいなにを、この世界に返してゆけるのだろう。

  1. さおり より:

    じーんときました。本当にその通りですね。
    多くの命を日々頂いている事を改めて思い出して
    背筋が伸びる思いです。
    「やぎの冒険」ぜひ見てみたいと思います。

  2. ichiro より:

    さおりさん

    ありがとうございます。

    「やぎの冒険」は、うちなーぐちが笑えますよ!
    Coccoの歌う主題歌もよかったなあ~

    ぜひぜひ!

  3. S.Kaino より:

    先生

    初めまして。時々おじゃましています。
    独特の爽快な空気感があって、此処に来るだけで癒されます。
    同じ、Webデザイン仲間同士、よろしくお願い申し上げます。

    追伸
    沖縄や芸術でみんな繋がっていて面白いですね。
    そして、いろいろな業種の方が集まっているので、刺激があります。
    IslandGalleryを中心に、街ができそうです(笑)

  4. ひでお より:

    そっか、イチローセンセーは暫く沖縄にいたんだもんね。
    「やぎの冒険」機会があったら観てみます。

  5. ichiro より:

    kainoさま

    お越しいただき、ありがとうございます。
    ホームページは、ひでお師匠のおかげです。
    いずれIslandGallelyでお会いしたいですね。
    今後ともよろしくお願いいたします。

  6. 金城 より:

    初めまして。金城と申します。

    沖縄からいわきに住んで4年になります。

    率直に聞きたいんですが、ヒージャー汁食べれるんですか?

    あ、いや。いわきでヒージャー食べれる人を集めて、ヒージャー会を作りたいと思いまして。

    いきなりで申し訳ないです。

  7. 新田 より:

    先生、お久しぶりです。
    クリニックを開業なさったのですね。本当におめでとうございます。

    先生とのヒージャーの記憶、とてもなつかしいです。

    機会があったら、福島へ行きたいと思っていたところで、
    先生のお名前を検索したら、このページにたどり着きました。

    先生のお人柄が伝わって来る、素敵なHPです。

    ますますのご活躍を期待しています。頑張ってください!

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